50代でも希望に合った仕事に転職はできるの?

50代での転職は難しいって本当?


年齢が上がるほど転職しづらいイメージを持ちやすく、50代での転職を難しいと考える方が多い傾向です。しかし全く転職できないわけではなく、実際新たな職場を見つけて活躍している50代の方もいます。

総務省の統計によると、2023年までの10年間で50代後半~60代前半の転職者数は、減少ではなく伸びています。このことから、転職成功の可能性はゼロではなく、期待が持てるでしょう。

この記事では、50代での転職を考える方へ向けて、50代の転職が厳しいといわれる理由・50代の転職事情・成功するためのポイントなどを紹介します。

50代の転職が厳しいといわれる理由

全体で50代の転職者数は増えているものの、なぜ「難しい」「厳しい」と心配されるのでしょうか?50代の転職が難しいといわれる理由を5つ解説します。

体力や健康の面での不安

仕事内容によっては、体力の衰えや健康面の心配が支障をきたす場合もあります。企業側は、一般的に体力・健康面ともに問題のない人材をとりたいため、50代は避ける傾向にあります。

しかし、企業は年齢を理由に不採用にすることは禁じられており、高齢者雇用安定法の改正により、定年を70歳まで引き上げる努力義務を課せられました。とはいっても、体力面でハードな業務を任せられず、50代の採用率アップに関わるとは言い切れません。

50代の採用に前向きな企業が少ない

厚生労働省が行った調査結果によると、回答した企業の半数程度は、45歳以上の採用をあまり考えていないと答えています。積極的な採用を考える企業は全体の3%程度で、50代後半になると1%程度とごくわずかです。

働ける期間が短い

最低定年年齢は60歳、再雇用の場合は65歳の決まりを守っていれば、企業は任意で決められます。50代の転職希望者を受け入れた場合、短いと数年で定年を迎えてしまい、働ける期間が短くなります。

再び採用コストをかけることを考慮した企業側は、若い世代と50代の応募者がいた場合、若い世代の応募者を採用するケースがあるでしょう。

現場での指導のしづらさなどが心配

50代の方は20代や30代の方よりも社会人経験が長く、これまでの人生で培った実績やこだわりがあります。「仕事への強いこだわりがあって、扱いづらいのではないか?」「仕事がスムーズに進められないのではないか?」など、心配されるケースもあります。

人件費が高くなる

50代の応募者は前職でマネージャーなどの役職に就いていた場合、高い給与を得ていたケースが多いです。採用すると、若い応募者よりも人件費が高くなる傾向にあります。

即戦力として自社への条件を期待しつつも、高い人件費がネックになり、メリットがあるかを慎重に検討して採用を見極めます。自然と採用のハードルがあがるため、50代は転職が厳しくなる理由のひとつです。

50代の転職事情


50代の転職事情を、他の世代や男女で求められる内容について紹介します。

他の世代より少ないわけではない

45~54歳の転職者は増加傾向にあり、年々増えています。50代で転職を考える方が増えていることや、人手不足から企業側の採用意欲が高まっていることも理由にあります。

社会経験を積んだ50代への期待が高まっており、20代30代だけでなく、転職の機会も広がっているでしょう。

男女で求めている内容が異なる

50代の転職者は、男女ともに即戦力を求められます。豊富な経験とこれまで積み上げた実績・スキルに期待するためですが、応募者側では希望する条件やアピール内容に違いがあります。

男性の転職者は正社員、女性の場合はパート希望が多い傾向です。

50代で転職に成功するためのポイント

50代で転職成功を目指すときは、以下の4点に取り組みましょう。ひとつでも多く行うと、転職のチャンスがきっと広がります。

これまでのキャリアとスキルを棚卸しする

転職活動を始めるにあたり、これまでの経歴とスキルを詳しく書き出しましょう。50代までにいくつもの業務や部署を経験したために、何が自分の強みかを意識しづらい方もいます。

豊富な経験とそこで得たスキルなどを洗い出すと、強みや得意分野がはっきりし、応募先へのアピールポイントがわかります。転職活動の軸作りに役立つので、転職を考え始めたら早めに行いましょう。

希望条件を考えて優先順位を決める

50代での転職は、給与や役職以外に必要な条件がある方もいます。定年まで働きやすい職場を見つけるためには、希望条件をあげて優先順位をつけましょう。

納得のいく転職先を選ぶために、譲れない条件とあればよい条件にわけて順位付けをすると、応募先を絞りやすくなります。

企業の求める人物像に合うアピールをする

企業が求める強みを持っているほど、採用の可能性は高まるので、求人票などから求める人材を調べます。自己分析の結果をもとに、応募先に適したスキルや強みを取り入れた自己PRにまとめましょう。

過去の実績や経歴も、応募先の雰囲気や考え方に合うものを強調します。

培った人脈を頼ってみる

50代で転職を成功させるには、できるだけ多くの求人情報に触れることもポイントです。これまでの経験で培った人脈も頼って、ひとつでも多く応募先を見つけましょう。

信頼関係にもとづき職場を紹介された結果、働きやすい転職先に出会う可能性が高いです。相手があなたの人柄や実績を知っていると、相性を判断しやすく、選考がスムーズに運ぶことも期待できます。

50代で転職するときの注意点

50代での転職活動は、次の4つに注意して進めましょう。スムーズかつ確実に転職するためのポイントです。

短期間で転職先を決めない

焦って転職先を決めると、再度転職活動をするはめになるかもしれません。より転職が厳しくなる恐れもあるため、短期間で決めず時間をかけて納得のいく転職先を探しましょう。

50代は家族を持つ方が多く、自分の判断だけで転職条件を決めることは難しい場合もあります。家族と相談し、無理なく続けられる職場を見つけましょう。

未経験の業界や職種であっても、あなたの経験やスキルを必要とする職場があるはずです。自己分析を行って洗い出した経験や強みをもとに、未経験の分野も含めた幅広い求人をチェックしましょう。

年収や役職にこだわりすぎない

50代はキャリアの長さから給与が高い傾向にあり、今と同じ年収を目指すと応募先が見つかりにくくなるでしょう。役職も現職と同程度を求めると転職の可能性が下がりやすいので、年収や役職にこだわりすぎず、広い視野で転職先を探します。

年収や役職だけでなく、挑戦したい仕事や経験したい内容を探し、自分のスキルや経験が企業に合うかを大切にしましょう。

転職先が決まってから退職する

50代での転職は比較的長い時間がかかりがちなので、現在の職場で働きながら行います。家族を持つ方は特に収入が途絶える、または減少すると生活に支障をきたしやすいため、転職先が内定したあと退職の意思を伝えましょう。

内定を受けたものの取り消しになる恐れもあるため、入社日など具体的な内容が進んだ段階で退職を相談すると安心です。

学ぶ姿勢があることを示す

過去に成功した実績は自己PRでアピールしますが、強調しすぎると学ぶ姿勢を疑問視される恐れがあります。アピールとあわせて、応募先での業務に必要なITスキルを高めているなども伝えましょう。

ITスキルは最低限必要ですが、現職とは使い方などが異なる可能性は高いでしょう。素直に学ぶ姿勢を見せて、年齢などによる扱いにくい人材という印象を払拭します。

50代の転職についてよくある疑問

50代で転職を考える場合、よく疑問に感じる4点について回答します。さらに不安や疑問があれば、転職のプロに相談すると安心です。

年収は上がる?

50代の転職者は、年収が下がる傾向にあります。厚生労働省の調査結果によると、50代前半は約3割、50代後半は5割弱の方が転職後、年収は下がっています。

様々な要素をもとに年収は決まりますが、転職先の業務で未経験のものが多いほど、年収ダウンの可能性が高いでしょう。これまでの経験を最大限生かせる職場の場合、年収アップするケースもあるかもしれません。

大手企業への転職は難しい?

大手企業だけに絞った転職活動は、50代に限らず難しい場合があります。中小企業やベンチャー企業も視野に入れると、求人数が増えるため、転職先の幅が広がります。

大手企業よりも前向きに働ける可能性があるため、大手企業以外への転職も検討しましょう。

50代での転職は難しいと言い切れない

50代での転職は厳しいといわれていますが、転職に成功した方は年々増加傾向にあり、難しいとは言い切れません。これまでの経験やスキルの棚卸しをして、企業の求める人物像と合致する内容があれば、採用の可能性は高まります。

未経験の業界や職種であっても、共通する業務はあり経験などを生かせるケースがあります。幅広く求人をチェックして、時間をかけて転職活動を行い、あなたも家族も納得の職場を見つけましょう。

50代の転職で悩んだときは、プロへの相談がおすすめです。50代の仕事のやり方は正社員やパートなど様々ありますが、人材派遣もそのひとつです。

企業とのやりとりや面接対策などをプロと相談して進めることができるので、現職を続けながらの転職活動ができます。

グロップに実際に登録している人の声や評判について

人材派遣会社のグロップは、全国の様々な仕事を紹介しています。グロップの評判はどうなのか知りたい方のために、登録した方の声を集めました。

H.T(55歳/男)

グロップは、条件の良い派遣先を多数取り扱っているため、クオリティの高い派遣先を求める方にとっては、理想的な人材派遣サービスとなっています。人材派遣会社には珍しい、長期的な安定性を重視した求人が多いのも特徴です。また、紹介してくれる派遣先は、いずれも福利厚生や給与面も充実しているため、安心して働ける職場を見つけることができるといったメリットもあります。質の高い求人でキャリア形成をサポートしているのが、人材派遣会社のグロップなのです。

N.N(37歳/女)

離婚した際に、働き先だけでなく済む場所を探すのにも苦労していました。人材派遣サービスのグロップは、住み込みなどの派遣のお仕事を紹介してくれることで評判だったため、登録しました。グロップでは、住まいの心配なく新しく働ける派遣先を紹介してくれたので、本当に助かりました。わたしが紹介してもらった派遣先は、寮完備だけでなく、冷蔵庫など簡単な家電も揃っていたので、新たに購入することなく、すぐに働き始めることができました。


A.M(20歳/男)

私がグロップを選んだのは、キャリアアップを目指す20代向けに、資格取得支援やリーダーシップ研修を提供していたからです。これまで自分に自信をもてずに悩んでいましたが、これらのサポートを通じて、専門スキルを身につけつつ、指導力やマネジメント能力を向上できたので、自信が持てるようになりました。お金を稼げるようになっただけでなく、自分を好きになれるきっかけとなったのが嬉しかったです。

H.H(26歳/男)

グロップは、登録している人が安心して働ける環境を用意するために、労働保険や社会保険の適用事業所としてしっかりとサポートしてきた実績があります。社会保険に加入するための条件を満たした場合のは、速やかに手続きを行ってくれますので、安定して働くことができます。グロップの取り組みによって、今現在だけでなく、将来を考えた生活設計や健康面などにおいても考えながら働けます。人材派遣でありながら、病気やケガに備えた保障を提供してくれるため、長期的に安心して働くことができます。


J.T(32歳/女)

グロップでは、eラーニングを活用した動画研修を提供しています。この動画研修は、最低限の負担でヒューマンスキルとテクニカルスキルの両方を向上させることができます。eラーニングの研修は、自宅で好きな時間に学ぶことができるシステムですので、私のように子育て中の女性であっても、無理なく学ぶことができます。私が特にためになったヒューマンスキルの研修は、様々な職場で求められるコミュニケーション力や問題解決力、そしてリーダーシップなどに必要なポイントを学ぶことができました。

K.S(26歳/男)

グロップは、地域密着型の求人情報を提供していることで評判の人材派遣会社です。特に本社のある中国地方や、その近隣の四国地方での求人が多い事で知られています。私は高知に住んでいたのですが、条件の良い正社員の求人が無かったので、グロップに登録しました。地元に根付いた企業を紹介してもらえたので、安定して働けるようになりました。グロップのお陰で、地元でキャリアを形成できたのが嬉しかったです。

N.N(53歳/男)

グロップが提供している人材派遣サービスの魅力は、豊富な選択肢を提供できることだと思います。グロップは、利用者一人ひとりに寄り添ったサポートをしてくれるので、非常に満足度の高いサポートを得ることができます。私の時もマネジメントエキスパートが丁寧にヒアリングしてくれた上で、自分に最適な求人を紹介してくれました。こちらの要望を無視した提案は無かったので、安心して相談することができました。また、就業後のフォロー体制も充実していたのも嬉しかったです。

N.N(44歳/男)

グロップに登録すると、経験豊富なマネジメントエキスパートが、利用者の希望に合った具体的なアドバイスを提供します。人材派遣サービスを利用する理由は一人ひとり異なるとは思いますが、キャリア形成を目的に利用している方にとっては、非常に有意義なサービスではないでしょうか。また、管理職やリーダー職を目指す方にとっても、キャリア構成の方向性やスキルアップに関する相談など、実践的なアドバイスを受けられる点も魅力だと思いました。

Y.A(38歳/男)

グロップは高時給の派遣先を数多く取り扱っています。そのため、効率よく稼ぎたい方にとっては、最良の働き方を提供することができます。一般的な求人の場合には、高収入の求人は、資格の有無や職歴などが必要になってきますが、グロップの場合には、資格取得サポートや事前研修などのサービスが充実していますので、どなたでもチャレンジすることができます。これから新しくキャリア形成をしたいという方にもおすすめです。

N.K(20歳/女)

グロップでは、思考力を高めるための研修プログラムを提供しているなど、他の人材派遣会社にはないサービスが評判となっています。グロップの研修プログラムによって、課題解決力やロジカルシンキング、情報分析力などを磨くことができます。この取り組みは、自己成長を実感できる内容が多く含まれているため、これまでの経験を活かしつつ、新たな視点で物事を考えられる力を身に付けられます。業務に直結したスキルを学びつつ、問題解決に取り組む能力を向上させることができるため、非常に人気があります。

まとめ

①50代での転職は難しいとは言い切れない
②50代の転職が厳しいといわれる理由を知ろう
③50代の転職事情をチェックしよう
④50代で転職に成功するためのポイントを学ぼう
⑤50代で転職するときの注意点を知ろう
⑥50代の転職についてよくある疑問を確認しよう

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